私をパンクキッズに引きずり込んだバンド!
グリーンデイ ―
世界で最も成功したパンクロックバンド、パワーポップバンドとして有名で、
の、いわずと知れたビッグバンド。
オアシスが私にとって洋楽畑に落とした産みの親なら、
グリーンデイは育ての親だと思ってる。
ロックを一日中聴き続け、地元のライブハウスや夏のフェスへ通わせこんなブログまで書かせたのだ。
もう育ての親以外の何物でもない。
"パンク"らしい、政治的なメッセージ満載!
2004年に発表された「American Idiot」
パンクロックのスタイルを基盤にしながらも、政治的なメッセージと深い物語性を取り入れた一枚。
そして、今年はリリースからちょうど20周年。
このXの投稿にもある通り、当時の国の状況にストレスを感じた中でのアルバム制作だった。
何故ならこのアルバムが制作された背景には、2000年代初頭のアメリカにおける社会的、政治的な混乱があったから。
2001年のいわゆる9.11、アメリカ同時多発テロ事件やその後のジョージ・W・ブッシュ政権の政策、アフガニスタン紛争、そしてイラク戦争。
これらの出来事がこのアルバムに深い影響を与えた。
パンクの精神の原点に立ち返る"メッセージを叫ぶ"カッコよさ
グリーンデイは、これまでの作品で個人的な感情や成長を描くことが多かった。
思春期の気持ちや日常生活のうっぷんを晴らすように声高に叫ぶ。
そこに惹かれたファンやリスナーが多かったし、私自身もその一人だ。
でも彼らはそれだけに留まらず、政治的なテーマを前面に押し出し、このアルバムの発表でバンドとしてのスタンスを強く表明したのだ。
政治的な表明や発信を含むこのアルバムのテーマは複雑で、このコンセプトの方向付けでバンドから離れたファンもいるだろう。
でも、元々パンクは主に政治的、社会的な反体制をテーマにしていて、メインストリーム文化に対する反発を表現しているもの。
その精神の原点に立ち返ったグリーンデイ。
この姿勢と"カッコよさ"に魅せられて今もこのアルバムを聴いている。