音楽

【おすすめアルバムレビュー】モンスターパンクバンドの渾身の1枚!Green Day/American Idiot

2024-10-03

American Idiot Green Day

私をパンクキッズに引きずり込んだバンド!

グリーンデイ ―

世界で最も成功したパンクロックバンド、パワーポップバンドとして有名で、

ポイント

  1. 全世界累計セールス7,500万枚以上。
  2. 累計再生回数は100億回を誇る。
  3. グラミー賞を5度受賞。

出典:Wikipedia

の、いわずと知れたビッグバンド。

オアシスが私にとって洋楽畑に落とした産みの親なら、

グリーンデイは育ての親だと思ってる。

ロックを一日中聴き続け、地元のライブハウスや夏のフェスへ通わせこんなブログまで書かせたのだ。

もう育ての親以外の何物でもない。

"パンク"らしい、政治的なメッセージ満載!

2004年に発表された「American Idiot」

パンクロックのスタイルを基盤にしながらも、政治的なメッセージと深い物語性を取り入れた一枚。

そして、今年はリリースからちょうど20周年。

【出典】GreenDay (@GreenDay) Xより

このXの投稿にもある通り、当時の国の状況にストレスを感じた中でのアルバム制作だった。

何故ならこのアルバムが制作された背景には、2000年代初頭のアメリカにおける社会的、政治的な混乱があったから。

2001年のいわゆる9.11、アメリカ同時多発テロ事件やその後のジョージ・W・ブッシュ政権の政策、アフガニスタン紛争、そしてイラク戦争。

これらの出来事がこのアルバムに深い影響を与えた。

パンクの精神の原点に立ち返る"メッセージを叫ぶ"カッコよさ

グリーンデイは、これまでの作品で個人的な感情や成長を描くことが多かった。

思春期の気持ちや日常生活のうっぷんを晴らすように声高に叫ぶ。

そこに惹かれたファンやリスナーが多かったし、私自身もその一人だ。

でも彼らはそれだけに留まらず、政治的なテーマを前面に押し出し、このアルバムの発表でバンドとしてのスタンスを強く表明したのだ。

政治的な表明や発信を含むこのアルバムのテーマは複雑で、このコンセプトの方向付けでバンドから離れたファンもいるだろう。

でも、元々パンクは主に政治的、社会的な反体制をテーマにしていて、メインストリーム文化に対する反発を表現しているもの。

その精神の原点に立ち返ったグリーンデイ。

この姿勢と"カッコよさ"に魅せられて今もこのアルバムを聴いている。

おすすめ収録曲

  • American Idiot
    • アルバムのタイトル曲。
      パンクロックらしい速いテンポと怒りを込めた歌詞が特徴で、アルバム全体の方向性を定めている。
      「テレビによって操られた盲目的な大衆」と「無知なアメリカ人」というテーマが描かれてる。
  • Wake Me Up When September Ends
    • 9.11テロやボーカルのビリーの亡くなった父親に対する個人的な追悼の意が込められた曲。
      個人的な悲しみと社会的なトラウマの両方を表現しており、アルバムの中でも最も感情的で繊細な作品。
  • St. Jimmy
    • アルバムを通して登場するキャラクター「ジーザス・オブ・サバービア」について書かれた曲。
      自覚しているおとなしい性格の中に潜む破壊的で自己破滅的な一面をイメージしている。
      破滅に向かう社会に対して反抗的な性格を持つキャラクターの動きを、グリーン・デイらしいメロディで表現している。
  • この記事を書いた人
日々原コレ

日々原コレ

ロックと漫画が趣味のアラフォー男性。洋邦問わずオルタナティブロック多め。ポップスもたまに。
漫画は王道も好きだけど割りとクセすご作品が好き。

アパレル関連に勤務後、食品関連の販売、ネット通販の店長を経て現在Web関連事業に従事。
インドア趣味だけど色々手つけてきたので興味が湧いたら記事にするかも。

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